もとじろうの雑記

外資系企業→ベンチャーなキャリアのもとじろうが、働いたり、本を読んだりして思いついたことを書くブログです。

地方創生の話

1年半ぐらい前まで、地方活性化の任意団体で活動をしてた。非連続・突破型のイベントを東京や海外でやっており、多くの若手社会人と学生に参加をしてもらっていた。

物産やお祭りを実施し、地域を離れたからこそ分かる良さを発信する。いい感じに見え、また、役所の人からもそこそこ評価されていた。

しかし、何となく気乗りがしなくなって活動はやめてしまったし、団体自体も収束の方向である。

忙しさだけではない何かがあったわけだが、明確に言葉にできていなかった。

 

先日、その団体で3年前まで一緒に活動していた友人と話す機会があった。

東京で働いていた彼だが、今は地元に戻って採用のコンサルティングをやっており、その延長でラーメン屋の店長を1年限定でやっている(経緯は長くなるので割愛)。

東京で同団体で活動していた視点と、地元での視点を持った彼は、前述の答えを持っていた。

答えとは、「あいつら勝手に楽しそうに東京でやってるな」と見られており、建設的なつながりがほぼもてていなかったこと。ある種の羨ましさの感情と、埋められない距離感が作られていた、ということだろう。

 

良く考えれば分かることだった。ビジネスでやっているときには常に意識している、立体的に物を見ることが出来ていなかった。

東京に来ていることがある種のプライドを作り、「東京でも地方のことを思ってこんなに頑張っている」感があったことを認めざるを得ず、大きな反省をした。

 

中央や自治体主導でやっている地方創生はどうだろうか。

ニュースからの情報だけからだと、同じようなスタンスなのではないかと不安に思うことが多々ある。

これも、今後考えていきたい項目である。

※前回に引き続き、今後やっていきたいことメモになりなんだか恐縮である。

 

最後に思ったのは、友人と長く付き合い年に1回ぐらい会って意見交換することはとても楽しい。時間の経過で見えてくるものが沢山あるのである。

最近、ようやく歳を取るのが楽しくなってきた。

 

明日もまた、正しく生きる。